会社の昼休みにオモコロ読むくらいにはファンでして、元記事も原作本も読んでいます。
映像化に際してアレンジされていますが、とても良い塩梅で違和感は無かったです。
ただまぁ、結局風呂敷が広がった末に「変な間取りミステリ」じゃなくね？的な展開になるのはどうしても感じました。（原作も割とそうで、同じ残念さを両者に感じました。が、こちらの方が映像としてダイナミックな分、よりその残念さは顕著でした）
ちなみに、「変な家2」も読みましたが、2の方が間取りミステリしていて面白かったです。
ただ単純に原作を映像化すると、映像としてはノッペリすると思われるので、盛り上がりのために脚色や要素の追加が必要なのは頷けますが、その結果やや雑味のあるホラーに傾いたのが少し気になりました。
俳優陣がやたら豪華なので垢抜けた作品にはなっていますが、もう少しシックな作品にした方が好みではあったと思います。
（ただまぁ、そもそも原作がめちゃくちゃシックな作品かというと別にそうでもない。これくらいのテンションで正解なのかも）
結果として、「高校生カップルがデートでみるちょっと怖い映画」的な存在に留まってしまったかな、と。
主役を心霊系YouTuberとすることで、ファウンドフッテージ的な味わいを出すのはアイデアとして面白いなと思いつつ、もう少し恐怖に活かせたのでは？と思う場面も。
個人的には、完全なモキュメンタリーとして作るくらいの思い切りがあっても良かったのではと思いました。
ちなみに、川栄李奈と瀧本美織がめちゃくちゃ美しかったです。
