このレビューはネタバレを含みます
エンターテイメントを理解しているJ・J・エイブラムスらしい迫力とスピード感溢れるSF映画になっていて、とても面白かった。
まあいささかアクション要素に偏っている様は気がしなくもないが、コアなファンだけをターゲットにせず、この作品から見ても楽しめる様にするためかな。
若干引っかかる展開はあるものの、全体にテンポが良く旧作ファンへのサービスも良い。
マッコイが姿を現すより先に「私は医者だ」と台詞が聞こえてくるシーンにはニヤリとしますw
それにしても個人的にはオープニングシークエンスだけですぐに感動させられてしまった…。
タイトルが出ることにはすっかり話に入り込んでたね。
それに何と言ってもオリジナル・スポックの登場。
これで旧作からの連続性を持ちつつ、今作からの新たな展開を可能にしたわけだけど、上手いよ。
ファンとしてはマッコイ、スールー(カトー)、ウフーラ(ウラ)、スコット(チャーリー)、チェコフといったメンバーそれぞれのちょっとした見せ場が嬉しい。
スコットに関しては登場が唐突で、しかもオリジナル・スポックが顔見知りの様(実際、未来ではそうだが)に話すので、ここはファン以外には分かりにくいところかも?
しかしカークとスポックを中心としてクルーが揃っていく姿を見るのは、やはり「スター・トレック」なんだと再確認できて嬉しくなる。
続編にも期待したいね。