秀逸だった。冒頭フレンチトーストを作ろうとしてキッチンを戦場にしていたホフマンパパが、終盤別れの時スレスレにあっさりフレンチトーストを作って見せる。親権争いが中盤からメインになるがこうした隙間のような時間を見事に切り取っている。
もう本当に「秀逸・・・」としか言い様がなくて困るレベルの秀逸さ。
冒頭電話をしながら女房の話を聞き流したりリビングで仕事しながら子供に構うフリをしていたホフマンパパが諸々の意地をきっかけに子供に纏わる一つ一つの出来事に向き合っていく様が本当に映える。
ストリープママの演技も素晴らしくて、
細かい切り返しと表情がマッチすることで心の揺れを表現出来てるからラストの心変わりがとてもスムーズに受け取れる。エレベーターの反復と差異にもウルりとしました。
