橘

病院坂の首縊りの家の橘のネタバレレビュー・内容・結末

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

市川崑監督の石坂浩二さん版金田一はこれでコンプリート…したはず。
これまでの傾向で犯人の目星はつくけど、人間関係が複雑で頭こんがらかりました。桜田淳子さんがふたりいたのは眼福です。美人さん。
こんがらかり過ぎて弥生の娘・由香利と夫の愛人の娘・小雪だと思ってたら、弥生の娘・冬子の娘が小雪?弥生の孫なの??ふたりとも桜田淳子さんで同年代なの異常過ぎる…冬子も相当の若さで小雪を生んでるってことに?何歳で妾にしてるんだ。。

なんかもう法眼の主人の異常さが全部のきっかけで胸糞!となるけれど、写真館の主人も欲を出したのが良くなかったですね。。等々力警部と金田一さんを見習って…等々力警部のあの一言は痺れたよ。
弥生奥さまと忠実な車夫のラストシーンも悲しくて良いです。

横溝正史が「探偵は狂言回し」みたいなこと言ってたとWikipediaにありましたが、金田一シリーズ観てたらつくづく感じます。犯行が全部終わる前に事件を解決して殺人を止められないので気の毒。この金田一さんも「奥さまがみえませんねぇ」って…
でも探偵業休んでアメリカに行ってしまうので、このことに気付いて心が疲れてしまったのかも。



横溝夫妻も呑気に出演してらして可愛い。横溝先生は楽しそうだけれど棒読みで奥さまのほうが演技が上手い。
橘