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フローズン・タイムのFARGOのレビュー・感想・評価

フローズン・タイム(2006年製作の映画)
3.9
【失恋のショックで不眠症になった美大生のベン。眠れないため、深夜のスーパーマーケットでのアルバイトをはじめるが、不眠症がエスカレートして、ついには自分以外の時間が止まってしまう】

以前フォロワーさんがレビューされていて気になっていた作品の1つ🎞
"エロい"という前情報だけを頼りに、家族が寝静まった夜中に1人でゆっくり鑑賞しました😎

【時間が止まった世界。僕の恋は加速する。】

期待以上に女性のおっぱいが映った作品でしたが、それより今作が真っ当な恋愛映画だったという点に驚きが隠せませんでした😮

今作のメインと言っても過言でない女性の裸体。
多くのおっぱいが映るのに全く下品じゃないのは、それ自体を"美の対象"として描いたからだと思います。
美大生の主人公は時間を止める事で、女性独特の曲線美を舐めるようにスケッチブックに描く。彼がキスもした事がない程、恋愛に疎い存在であったからこそ詰まる事なく見る事が出来た気がします😆

また恐らく、今作を観ている我々(男性)のを写し出した存在が、主人公の幼馴染でしょう。まるで正反対の性格の彼は女性を"欲の対象"として見ていました。
幼い頃から、女性に対して異なる考え方、価値観を抱いた2人の対比も見事だったと思います!!

時間を止めた時の流動的な動きをする物体の美しさは幻想的でした😆ラスト雪が降る街並みの様子は圧巻です!!
時間を止めた瞬間を生きる主人公の様子は、まるで絵を描く事に没頭した画家の頭の中を描き出した様にも感じました✒️

最後になりますが、主人公が働くスーパーマーケットで働く従業員も最高笑笑
奴らと一緒にバイトしたら絶対楽しいだろうな〜(したくはありませんけど笑)

【欲と欲望】

男性諸君は取り敢えず一回は観ておきたい作品😎
ただ、一回観た後に、二回、三回と観てみると今作に対する考え方が変わってくると思います。
観るたびに深みが増す、イギリスならではの上品な恋愛映画でした👍
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