ぶちょおファンク

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★2 終盤★1.5

完全に前作から続きの流れで始まり、物語を終焉させる展開。

後半のリスベットの人権侵害問題を白日の下に晒し自由を取り戻すための戦い、
敵の一撃が避ける事を前提にした攻撃なのでリスベット側の反撃が簡単に予想でき、
敵をねじ伏せてもそれほどの痛快さはなく、
敵の弱点も警察等ではなくリスベットの味方によるコンピュータハッキングで不正に入手した情報のなかに、たまたま違法なものが混じっていて犯罪者に仕立て上げたりしますが、
まだ世間には露見していなかった敵側の本性を暴くためならプライバシーの侵害やハッキングは問題ないんでしょうか…?

作者の方が出版前に急逝しているので続編の草稿はあるものの出版予定はなく、
もしかしたら小説の方ではその謎が書かれているのかもですが、
『なぜ彼女は龍の刺青を彫ったのか?』は明かされず。。。

シリーズ物のパターン、活躍する良い脇役をどこかで死なせたり殺したりで盛り上げる、っというセコい手法がなかったのは評価出来る。

2017年134本目