なまくらウォッチメン

ヒストリー・オブ・バイオレンスのなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

4.2
ヴィゴ・モーテンセンがかっこいい

片田舎でダイナーを営むトム
ある日彼の店に強盗が押し入るが、見事な手前で撃退しトムは一躍ヒーローに
しかし、彼の過去を知る謎のギャングに付き纏われる様になり家族の絆は破綻していく…

序盤にあった暴力のカタルシスが徐々に無くなっていく語り口が中々面白いです
そしてセックスシーン。コスプレセ◯クスと階段セ◯クスをうまく対比させていて「流石クローネンバーグ❗️」ってなりました
やはりエログロに関しては素晴らしい…

ストーリーの行き先を不安にさせる冒頭の長回し、セリフを廃し色々と解釈できる曖昧な結末…
クローネンバーグの中ではエログロ控えめですが、キチンと演出面が優れてる秀作です
オープニングとエンディングに限定すればここ最近の映画の中でもかなりお気に入りになりました