円柱野郎

ロボコップの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ロボコップ(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

街の悪党に惨殺された警察官マーフィー。
彼は警察のロボット化を目論むオムニ社によってサイボーグ警官"ロボコップ"として生まれ変わる。

今観てもロボコップはクールなキャラだよね。
銃弾をはね除け、正確無比に任務をこなすロボコップ。
正確にはサイボーグなのに何故“ロボ”なのかは別にしても、そのキャラクターの魅力は抜群ですわ。
展開としてはヒーロー映画のパターンに沿ったものではあるけど、極端な暴力描写を含めつつもテンポ良く進めるバーホーベン監督の演出は確かだね。
巨大企業の思惑や犯罪者との癒着を背景にしたり、深刻なニュースをさらっと流すニュースキャスターや、CMで流れるヤバ目のゲームなど、ブラックなニュアンスも魅力。

対人戦ではほぼ無敵のロボコップの活躍は観ていて実に痛快。
犯罪者もロボコップの顔とか生身の部分を撃てよ、というお約束のツッコミも思うところではあるけど、当たらないのが様式美かw
生身の記憶を少し取り戻した部分にマーフィーのドラマの一端を見出しつつも、そっちの方にブレず、犯罪者の制圧というアクション映画に徹した姿勢が良かったと思う。
円柱野郎

円柱野郎