ぼぶ

48時間PART2 帰って来たふたりのぼぶのレビュー・感想・評価

3.8
帰って来てくれてありがとう!
またしても絶妙な2人の絆と、悪口と、モーターアクションに銃撃戦アクションと、咥えタバコを楽しめたぜ!!

エディ・マーフィーのデビュー作だった『48時間』の続編。
冒頭は今度は草っ原と石ではなくて、砂漠っぽいところ、そして今度は馬じゃなくてバイクだけど、結果やはり警官たちが悪者たちにズドン!
それでもって相変わらずレジーはムショにいるし、ジャックはその間、ずっと追ってた麻薬王アイスマンへの手掛かりの人物を追い詰めかけたところ撃ち合いになり、相手を撃ち殺して引火して黒焦げにしたけど、相手の銃が出てこなくて、不当発泡だったのでは?と日頃の素行も相まって、内務調査部に詰められてる。
アイスマンを捕まえて一発逆転しないと、刑事の職を失うどころかジャックこそムショにぶち込まれそう…あれ、でも黒焦げになったやつの鞄からレジーの写真が…ズドンした奴らもレジーを狙ってたぞ…というお話。

相変わらず、レジーとジャックの関係性は絶妙で、超仲良しでもないし、かといって敵対してるわけでもないという、旨辛的な、後引く美味しさ的な見事な塩梅のバディっぷり。
やはりこの感じこそが、この映画の最大の魅力な気がする。

発表こそ90年だけど、ファッションやクラブや音楽や車の感じ、公衆電話というような、80年代のオールドとしての味わいを持っているのも良い。
特にクラブシーンでの音楽はどちらも良いし、ウォークマンのくだりも引き続きあったり、エンディングには前作の「あいつが街に帰ってくる!」的な曲がまた用いられているのも、ニヤリとなる。音楽好きそう。

ストーリー自体は中盤あたりから、大枠は何となくわかってくるものの、ちゃんと軽くスカしも入るし、敵はしっかり悪者だし、ということで、いやー映画観たよねという満足な感じ。

ジッポをパクるくだりとか、レジーが酒場でおさめる感じとか、お金の出どころとか、前作のノリが引き継がれてるのも、前作も観てきた人は嬉しいはず。

モーターアクションと銃撃戦アクションは、より厚みを増してて、特に最後のクライマックスは見応えがあった。

1.5時間くらいでサクッと観れて、しっかりバディモノで、少し笑えるし、そこそこ骨太かつポップな80年代の感じに浸れる、名シリーズだと思う。あとタバコが美味そうなんよね。

野ざらしポルシェ爆破は声出た。笑

いざというときのために、スポーツ用品店で750ドルで購入して、着ておきたくなる一作。
ぼぶ

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