GaPTooth

あゝ予科練のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

あゝ予科練(1968年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

予科練(海軍飛行予科練習生)に志願してくるのは16才の少年たち。
まだ成人にも満たない子供たちが、搭乗員を夢見て訓練を受ける。
が、成績が悪いと罷免されることもあるし、ついていけなくて自死する者も出てくる。

まだまだ飛行時間もわずかで、訓練も足らず、250キロの爆弾を積んだら飛ばすことすらままならないようなヒヨッ子どもに特攻を命ずるなんて。大本営、非道極まりなし。

特攻で若い命を散らした者の家族の慟哭。
東京空襲で家族全員を失った搭乗員の悲痛。

戦艦大和を特攻作戦で沖縄に出撃させるって時点で、起死回生なんて無理なことは分かっていたはずなのにね。
ヒヨッ子どもの特攻なんて焼け石に水だったろうに。
こんな作戦は外道の下の下だ(ノ`Д´)ノコノヤロー〰💣💥

大勢の上官たちの中で、鶴田浩二が唯一の善意を演じていて好感が持てた。
GaPTooth

GaPTooth