俳優チャズ・パルミンテリの映画監督デビュー作である2004年のアメリカ映画
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クリスマスを舞台にした群像劇で、クリスマスらしく小粋な奇跡が起きたり、愛に包まれたり、優しさを取り戻したりと様々な物語が紡がれていく。
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孤独なローズに訪れた奇跡により、彼女の凍っていた心が溶けていくのは感動的だし、自分に問題を抱えているマイクが老人アーティに言った一言にもグッとする
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ローズ役のスーザン・サランドンは、誰もが認める名女優だと思うけど、強い女性イメージが濃い彼女が、孤独とストレスを抱えている女性を演じていたのはハマっていたし、魅力的だったと思う。
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ベネロペ・クルスは相変わらずCG?ってぐらい目鼻立ちがくっきりぱっちりで、個人的にはなんか苦手なんだけど、それでも惹き付けるパワーを持ってるね。なんか気になってる時点で、もうこっちの負けなのかも(笑)
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ポール・ウォーカーは「ワイルド・スピード」シリーズで有名だから、こういうドラマはどうなんだろう?って思ったけど、なかなか渋い男前な演技だったな
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「リトル・ミス・サンシャイン」でのアラン・アーキンは最高だったけど、老齢にして輝きを増している俳優は貴重だし、素敵だよね。マイクを見つめるアーティの表情の演技はすごい
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アメリカ映画の群像劇で、しかもクリスマスが舞台だから、ラブストーリー主体の作品になっちゃいそうなのに、ヒューマン・ドラマがしっかり描かれているし、どの登場人物の話しも素敵な仕上がりになってて楽しめたな