やまモン

巨人と玩具のやまモンのレビュー・感想・評価

巨人と玩具(1958年製作の映画)
4.3
戦慄の一言。
この作品、当時から現在に至る現代社会に対するある意味痛烈、ある意味シニカルな視点で描かれており、風刺と批判に満ち満ちております。ゆえに、掛詞的な要素があるのか、「何が巨人で、何が玩具なのか?」考えさせられますね。
それにしてもこの作品、一つも無駄がない。凄まじい凝縮感と緊張感に支配されてしまいました。
どうでもいいけど、バーのシーンになるたびに、当時のウイスキーの味が羨ましい。蛇足ですがね。