翼

ウルヴァリン:X-MEN ZEROの翼のレビュー・感想・評価

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.8
今までなんだったの!?と感じるくらい魅力度たっぷりのウルヴァリン。キティちゃんみたいな髪型を辞めた影響も大きい。詰め込み方は少々荒っぽいが、X-MEN作品として一話完結の起承転結をちゃんとやりきったことを褒めてあげたい。
→ハードル下がり過ぎてる?

『マーヴェルの勝ち筋はドラマ性』という課題提起をここまでのX-MEN三作に渡り展開してきたが、その学びがしっかりと活かされた本作。ウルヴァリンとは何者か、という掘り下げが人格に深みを持たせ、不思議とアクションも活き活きとしてくる。それにより「今までただの鉤爪おじさんだったなぁ…」という事実に相対的に気がつき、つい遠い目をしてしまう。

ガンビット、サイクロプス、そしてエグゼビアといった主要X-MENの見せ方もちゃんと巧い。後にMCU作品でイヤというほど味わうことになるクロスオーバーの興奮と高揚の基礎がここに。
成程、これで味を占めたんだなぁ…。(遠い目)

そして後に死ぬほどイジり倒されるデップーの名演。あっちから見ちゃったもんだから『最強のミュータント・ウェポンⅪ』とか紹介されてるライアンレイノルズを見るとニヤニヤが止まらない!
シリーズ逆行のデメリットはこれに尽きるな

奇しくもデップー3情報で合流の兆し!
翼