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妖怪大戦争のunknownのレビュー・感想・評価

妖怪大戦争(1968年製作の映画)
3.3
時は江戸時代。遥か異国のバビロニア遺跡で盗賊の手により封印を解かれ、4000年の眠りから目覚めてしまった極悪吸血妖怪・ダイモン。何故かはるばる極東日本の伊豆半島にやって来て、たまたま海辺で遭遇した代官(良い奴)を殺し、その身に憑依。何食わぬ顔でその代官の屋敷にやってきて、まるで人が変わったかのような振る舞いで家人や家来を翻弄。挙句に村の無垢な子ども達を拐かし、そのフレッシュな血を吸う…そして更には日本の乗っ取りをも企らんでいる。これに対抗せんと日本のオールドスクール系妖怪軍団が立ち上がった!(ex.河童、油すまし、ろくろ首、二面女、唐傘小僧、天狗etc)

ただ、ダイモンに頭のお皿を柱にゴリゴリ擦り付けられ泣きべそかいちゃった河童を筆頭に、日本の妖怪、めちゃ弱!よく考えるに、日本の妖怪って人間を驚かせたり脅かしたりを主眼に置いて活動してるから、戦闘に向いてないんだなあと。どうなることかと思ったが、一人一人の力は小さいけど大勢の力が集まれば強大な力となるっていう団結スイミー戦法で、日本中からあらゆる妖怪を大集結させダイモンとの生死をかけた闘いを始める(妖怪だから生死は関係ないか)。てかダイモンどんだけ強いんだっていう。あと全身作りもんなのに目だけ人間の目で怖い!

昭和時代の子ども向け映画って牧歌的で良いものだなあ。。池野成の劇伴も良かった。
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