アルパチーノとロバート・デニーロの競演には痺れた。
追う者と追われる者。
それぞれに人間ドラマがあり、感情移入してしまう。
裏切り者以外は全て、愛する女性がいた。
追う者も追われる者も、プロ中のプロ。一歩も引かない攻防戦は、緊迫感があった。
女性に明かせない秘密を抱えて仕事をする苦悩は同じ。
通じ合うものを感じながら、戦わなければいけない2人。
お互い人並みの幸せを願っているのに、それが叶わない。
哀愁漂う男のドラマが、胸を締め付ける。
迫力ある銃撃戦もありながら、細やかな人間模様の描写もあって、クオリティが高い作品です。