久方ぶりにゾクッとしてしまう、怖い映画を見てしまったよと。。。
もちろんホラー作品じゃないですけどね、けど、そこはかとない余韻の怖さ。うーん。してやられましたわ、ヴァルダ監督に。
何が怖いのかって、それを考えてみるとそれは、いわく言い難いのですけど、亭主とその後妻となった女性の、まとわりつく薄っぺらさに反比例するかのごとく堂々と成り立つ（と一見思える）幸福のなんという厚かましさだろうかなと。
なんかこう、ファスビンダー監督の雰囲気（例えば「操り糸の世界」。あれも特殊な怖さがあった）を思い出したのでした。
