カズナリマン

幸福(しあわせ)のカズナリマンのレビュー・感想・評価

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)
4.4
なるほどーー!
いろんな評判を聞いてきて「ん?どゆこと?」と思っていた本作、ついに見ました!
オモローーー!
色彩や、アングルや、編集やら、スタイリッシュなのが「幸福」というテーマへのドライなアプローチをなんか強調してる!ように感じました!
幸福に関するワードを看板やらウィンドウやらに貼り付ける手法もいいですねーー。いっそサングラスかけたら見える設定に…って「恐怖の恋愛ゼイリブ」映画かい!!
終わり方の「え?どっち?」っていう感じも、すごくおフランス的で気に入りました!
「ラブーム」とか「さよならの微笑」とかも、最後「ええええええ????」ってなりますもんね!
この映画の最後にこんなシーンもってきて、何を伝えたいのーー??なにがハッピーなの???指針を!幸福の指針を示してくれいーー!って。
いやーー、アニエスヴァルダ、多才!っていうか、多彩!一番好きなのは「冬の旅」でしたが、「幸福(しあわせ)」も同じくらい好きかも。
これ映画館でみたらそうとうモヤモヤしたでしょうねぇ。で、映画学校時代にみたら絶対マネしたな。そして、失敗したなw
とにかく、サイコーのフレンチシネマ体験でした!