このレビューはネタバレを含みます
物語の設定や展開はかなり安易。
父との確執を父の死によってひきたたせたり、うどんブームとその終演の展開とかご都合主義的。
雑誌社のバイト代も最低賃金無視してたり、そもそもその雑誌以外はしとらんのかい!とかリアリティ部分で言いたいことは多々ある。
ただ、香川出身でさぬき映画祭を取り仕切っている本広克行監督のおかげで俳優陣は骨太な上に、香川のうどん屋の実景が作品にドキュメンタリー的な効果をもたらしており、画としては魅力的な作品になっている。
物語部分もうどん同様こしのあるものだったらよかったのに。随所にテレビ的演出だったり安易な展開が見られるのがおしいところ。