るる

塔の上のラプンツェルのるるのネタバレレビュー・内容・結末

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

地上波放送で見かけて、最近のディズニー・プリンセスってこんなに情緒不安定なの!?と興味を持ってDVDで鑑賞。

その後、過去作品もひと通り見直したが、ディズニー・プリンセスの中で二番目に好きだ。一番は「アラジン」。実写の「魔法にかけられて」は横に置いとく。「マレフィセント」は棚にあげとく。

いわゆる毒親からの解放が裏テーマ、現代を生きる女の子たちに向けた、等身大の物語と感じた。見事な再解釈。

フリンがかっこよくて良いよね。キャリアウーマン映画「プリンセスと魔法のキス」のダメ男でもなく、フェミニズム映画「アナと雪の女王」の男性的でない男性の代表としての氷屋でもなく。頼れる兄貴キャラというか。好きっす。灯篭のシーンもロマンチック。

大人になってから敬遠していた、ディズニーへの興味を再び呼び起こしてくれた作品。感謝。

しかし、育ての親との和解の道を探れなかったのは、もったいないね。「そんなに私を悪者にしたいなら悪者になってあげるわ!」不老の夢に取り憑かれた彼女の呪いは解けなかったんだなあ。うーん。
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