茶一郎

アンノウンの茶一郎のレビュー・感想・評価

アンノウン(2011年製作の映画)
3.2
『結局、強いぞリーアムおじちゃん』

 海外旅行先で事故に合い意識不明の4日間を過ごし、退院後妻に会ってみると妻が自分の事を覚えていない。自分のなりすましも出てくる。身分証もない。おまけに謎の男に襲われる。自分は一体、誰なのか。誰が正しくて、何が間違っているのか。

 リーアム・ニーソン × ジャウム・コレット=セラのコンビです。直近では2015年5月16日公開の「ラン・オールナイト」、「フライトゲーム」も同コンビ作です。どの作品もリーアム・ニーソンが追い詰めに追い詰められ、誰も信じられない、果ては観客が主人公自体も信じられないような状況になるサスペンスの一方、真相が分かってしまうと途端に面白みがなくなり、ツッコミ所が露わになります。

 ネタバレ厳禁ですが、今作でも冒頭の主人公が精神的に追い詰められていくシークエンスにワクワクです。ぐにゃりぐにゃりの演出も記憶に残ります。
同監督作では「エスター」が同様のサスペンスとして面白かったです。結局、リーアム・ニーソンが最強なのはお約束ですね。
茶一郎

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