ゆいこ

放浪記のゆいこのレビュー・感想・評価

放浪記(1962年製作の映画)
3.7
いじけた表情に猫背。
高峰秀子の凛としたイメージとは真逆でなかなか衝撃的だった。
寝ても醒めても貧乏で、思わず愚痴が口をついて出る。
それでも決して厭世家という訳ではなくて、褒められれば嬉しいし、認められれば張り切る芙美子はとても人間らしいと思った。
才能があるだけではなく、ここぞという時に根性を出せる人間でないと芽が出ないんだろうな。
それまで何の知識もなかった林芙美子の生き方について、興味が沸いた。
ゆいこ

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