このレビューはネタバレを含みます
「ファニーゲーム U.S.A」と間違えて借りてしまい、ティム・ロスはいつ出てくるんだろうと思いながら見ていた。。
不条理。非情。残虐。圧倒的暴力。衝撃。
サスペンスやホラーにつきものの、子供は殺されない、とか、隙をみて逃げ出せる、最後は助かる、などという常識は一切通用しない。
すべての望みは断たれ、希望はことごとく打ち砕かれる。観客をあざ笑うかのように。
酷すぎる。悪趣味。後味の悪い映画ベスト3に入る。観た直後は腹立たしささえ感じた。
でも…この監督はすごい、と思わずにはいられない。
【追記】2019.6.21
先日、リメイクの米国版「ファニーゲームU.S.A」を観たが、やはりオリジナルの怖さには及ばない。
リメイク版はナオミ・ワッツが綺麗すぎる。
憔悴してボロボロになっていく感じもあまり出ていない。
見慣れた俳優さんが出ているので、どうしても「俳優さんが演技してる」というふうに見えてしまい、リアリティに欠ける。