ハーゲンダッツを買ったんですよ
映画見ながら食べよって思って。
悪名高いFUNNY GAMEだけど、序盤の方ならまあいけるやろって。
ダメでした。冷凍庫まで動けない。鑑賞後に頂きましたが、後味の悪さに負けて結局味なんて覚えてない。２度辛い。
実際にこういう理不尽な形で意味のない暴力の被害に遭って殺されるパターン、あるでしょうね。映画みたいに上手く逃げ出せずにさぁ、なんて考えたら辛くなっちゃって。
時折くれる目線やらメタ発言やら。観客を最前列に引きずり込む演出なのか、もしくは…思い遣りなのか。"あー、コレ映画ですから。"
ほんとまあ、凄いね。私は何でこんな映画観てるんだろな。そうですね、興味本位なんです。娯楽なんてそんなもんでしょう、娯楽なんだから楽しめばいいじゃない、楽しんでみやがれ。映像の暴力を味わってみろよ。観客に凄んでいるかのよう。
映画がどこまで人の感情にダメージを与えられるか、実験のような作品。観客のつもりが被験者にされたのかな。体感してみて損はないけどオススメはできない。
直接的な暴力もグロもない。嫌な言い回しで追い詰められ、運や間の悪さの連鎖にズタズタにされる。後半の精神の削り方にはお手上げでした。
ご都合展開が過ぎると不満に感じてしまうけれど、全く皆無なのはこんな苦しいだなんて思わなかった、そうほんと後半は苦しい。静寂も苦しい、ストーリーが動くのも苦しい。
でもさすがにハネケ監督もガマン出来なかったのかな、巻き戻したけどちょっとだけサービスしてくれたのかな、って思うと、ちょっとした人情味を感じました。ちょっとだけな！
