茶一郎

十二人の怒れる男の茶一郎のレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.3
再視聴。
昔、学校の教材として見ました。

法廷映画の名作。ストーリーは一つの舞台で繰り広げられる。
完全に陪審員の13人目として入り込みました。

一人一人のキャラクター造形が個性的でそれぞれに感情移入できる余地があるように感じた。
基本の流れとして主観映像に続いてその表情を写すものがあるので、個人的にはすぐに審議の劣勢側に感情移入してしまった。
一見、説明台詞が多くなりそうな所を上手く役の表情を写すことでストーリーに奥行きを与えている。
ラストにくる毎に、顔がアップになることでより心理的な圧迫感が強くなっていると感じた。
そして、ラストの爽快感は最高です。
茶一郎

茶一郎