Shintaro

十二人の怒れる男のShintaroのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.1

"有罪か無罪じゃない、、、話そう"

スラムの少年が親父を刺殺した、という事案で呼ばれた12人の陪審員達が、会議室で少年の容疑について議論する。

今更やけど、密室の会話劇でここまでオモロいのか!
ビビります。

12人それぞれのキャラクターが、説明も殆ど無いのに、その背景が透けて見えてくるようなリアリティがあります。

あーだこーだ話す、その内容より
そこから現れてくる人間性の描き方が、観てる人にとって鏡をみてるよう。

最後まで有罪を譲らない1人の父親の涙は、物語のクライマックスとしてとてつもない憂いとある意味暖かさがあって素晴らしい。

観るべき映画ですな
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