Shintaro

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのShintaroのレビュー・感想・評価

2.0
↑3部作の総評です

何これ??




もう、時間も経ってるんでネタバレ全開で、身勝手な事言いますけど、、
”夜明け”含めシークエル肯定派の人には失礼なレヴューになると思うので適当にスルーして下さい。



もう、、、ぼく若きではスターウォーズが何処に向かおうとしてるのか理解が追いつかないです。

作り手ではないので、ライアン・ジョンソンやJJら監督の苦難は想像しか出来ません。
結局、受け手でしかない人間の戯言ですけど、”よくやった!”なんて口が裂けても言えません。
平均値で4.0付いてますけど、本当にみんなこれでええの⁉︎

年末年始で2回観に行きました。
EP8のレイアの宇宙浮遊を共に爆笑しながら観てた友人なんて、”言う事無いから他の話しようや” という冷め切った台詞吐く始末。
最早ダメ出しすらヒートアップしない映画て、、、。

正直、2019年までで、SW熱冷めた方は多いはず。
飽きた訳ではないですけど、期待がこれっぽっちも湧かないんですよね。
前作の時点で知りたいことが8割くらい無に帰したので。

フィンとかポーとかその他サブキャラ省きます。最早これ以上深掘り出来ないんで。

皇帝復活とか予告で示唆された時点ですげー萎えました。
”あっ、多分脚本投げたなコレ。”ってなります。(冒頭一行目で確信に)
血筋の物語なの?スターウォーズって。
今回は名もない人たちの話なんじゃないの?

”要は見方の問題だ” と言われそうですが、JJのコメントには納得がいかない。
シディアス卿を出すのは最後の手段であって、それしか無いのであれば それは脚本が凡庸になった証。
何故、過去と対峙させるの?
新しい時代、新しい者たちの話なんでしょ?
誰かが乗り越えた障害の絞りカスを何故引っ張るの?
シディアス卿自体は好きなだけに、あのような最期も侮辱でしかない。
若返りエキスを吸い取ってEP3並に強くなったかと思いきや、豆腐のように自分の攻撃の反射で溶けていくところで泣きそうになりました。
いつでもあなたはそうやって勝てないんですね。

勝手な妄想ですけど、
何者でもない事がトラウマな人間にとって、
たとえ悪の血と分かっても、何処かで満たされた部分もあるんじゃないかと思ってしまいます。
レイには、ブレードランナー2049のゴズリングのような深みは無かったですね。

命をかけて生かしてくれた肉親に、ガン無視でスカイウォーカーを名乗る。
これは日本人的な価値観からなのかな?
多くのレヴューで見かけるように、”ただのレイよ!”と答えてくたらどれだけ素晴らしいか。

このシークエルで、ライトセーバー戦は特に目立たなかったですね。
第2デス・スターでの殺陣は最悪でした。
何あのチャンバラ?YouTube投稿の素人ジェダイでも鼻で笑うわ。

プリクエル世代からしたら残念です。
次の3部作がEP1から400年前との事(まだ予想ですが)なんで、アクション重視の演出はそれまでお預けらしいです。

監督は、理由は全てにつくものじゃいんだよっぽい発言をしてますが、ここまで整合性が取れないまま終わるシリーズも珍しいかと。

7の特報みて泣いてた自分はなんだったんだろう?
大人になれ という事なんでしょうか?


海外在中のYouTuberの方が仰ってた事が印象的でした。
全ては ファンが足枷 になったんだと。
これは何も古参のスターウォーズ原理主義者を老害扱いしてる訳ではありません。
単に、ファンがノスタルジーや新鮮な感動を求め、作り手がそれを意識し過ぎた事で生まれた歪みだと。
映画がファンに敗北・支配されてしまった。
ある意味、ファンが作り出したシリーズとも言えるかもしれませんね。
ファンでは、新しいものを生み出せない という悲しい現実を垣間見ました。

皆さんはどう感じましたか?
他のレヴューで色々なスターウォーズ観を学べるのもこの映画の楽しみ。
やっぱりまだスターウォーズから卒業出来そうにはないんで、ディズニーの足舐めて今後の展開を見守ります。
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