このレビューはネタバレを含みます
ブタペストのある解剖医の様子を追ったドキュメンタリー。
衝撃的な音楽や演出があるわけではなく、解剖医、ヤーノシュ氏の語りによって淡々と語られる日常、死生観、そして解剖の様子。
本物の死体解剖シーンのため、その手のものが苦手な人にとっては辛い内容ではあるのだけれど、スプラッター映画やゴア映画のような誇張されたものではなくあくまで医学的手順に則り解剖が展開されていくので、学術書を見ている感じで自然と見ることができる。
よく「死化粧師オロスコ」と対比して語られるが、あちらほどアグレッシブな内容ではない。