Cisaraghi

ため息つかせてのCisaraghiのレビュー・感想・評価

ため息つかせて(1995年製作の映画)
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1995年の映画ということで、アンジェラ・バセットは若くてキレイでめちゃくちゃカッコいいし、ホイットニーはまだ全盛期、ロビンもとてもキレイ、グロリアはとてもキュートで(声がカワイイ!)それぞれに負けず劣らず魅力的。

シングルマザー家庭が5割を軽く超え、オトコはどいつもこいつも当てにならず、頼りにするのは女たちの相互扶助というアフリカ系コミュニティの在り方を反映した話のように思えるが、この4人は経済的には困窮していないところが典型例からは外れるのでは。お金があって頼れる女たちがいればオトコは要らない、と言わんばかりのラストの欣喜雀躍ぶりが小気味よかったが、そうは言ってもI need man というのをよくわかっているのが彼女たちの聡明で強くて弱いところ。彼女たちが惹かれるだけあって、オトコたちもみんな魅力的に「見えた」。
 相手は既婚なのにあのオトコを推すホイットニーのお母さんにはちょっと驚く。日本の母だと普通あり得ない。アフリカ系マザーの伝統的な考え方や価値観が反映されているのだろうか。

2011年に持ち上がった続編の話は、ホイットニーの急逝で立ち消えになったらしい。この後この4人がどう生きてきたのか是非知りたかった。とても残念だ…。

しかし、この4人は元々どういう繋がりなのだろうかと、そこが気になった。舞台はアリゾナ州フェニックスらしい。
 
一番年長のグロリア役ロレッタ・デヴァインさんと、一番年下のロビンを演じたレラ・ローションさんとは15歳の年の差が…。ロレッタ・デヴァインさん、この時46歳。でも、アフリカ系の人の年齢不詳ぶりにはもう驚かなくなった。ちなみに、アンジェラ・バセット37歳、ホイットニー32歳。

exhaleは息を吐くという意味なので、waiting to exhaleは息をつかせて、くらいの意味で、ため息ではないと思う。
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