シングルマザー家庭が5割を軽く超え、オトコはどいつもこいつも当てにならず、頼りにするのは女たちの相互扶助というアフリカ系コミュニティの在り方を反映した話のように思えるが、この4人は経済的には困窮していないところが典型例からは外れるのでは。お金があって頼れる女たちがいればオトコは要らない、と言わんばかりのラストの欣喜雀躍ぶりが小気味よかったが、そうは言ってもI need man というのをよくわかっているのが彼女たちの聡明で強くて弱いところ。彼女たちが惹かれるだけあって、オトコたちもみんな魅力的に「見えた」。 相手は既婚なのにあのオトコを推すホイットニーのお母さんにはちょっと驚く。日本の母だと普通あり得ない。アフリカ系マザーの伝統的な考え方や価値観が反映されているのだろうか。