広島カップ

ジャッカルの日の広島カップのレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
4.0
なで肩で首から肩にかけて華奢に見え金髪で鼻が高くてシャープな顔立ち。小柄で細身、銃座を当てる為か右肩が固いためか、歩く際左手の振りが目立つ男。ドゴール暗殺の指令を受けた後も街中の人波の中を素顔で歩くスナイパー。
片目を瞑りスコープを覗く表情のカッコイイことといったらありませんエドワード・フォックス。

静かに着々とターゲットに近づく危険人物を音楽を最低限に抑えて描いたフレッド・ジンネマン監督。『真昼の決闘』(1952)でもその時が近づいて行くという緊張感ある物語の構成を見事に描いていたのを思い出します。

ちなみにデューク東郷はジャッカルより狙撃手デビューが五年早い。両者の共通点を探してみましたが寡黙な所以外はありませんでした。
遠い的に当てるのにはオシャベリじゃ通用しないのでしょう。
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