「人生で、何を選ぶ?」
街中を走る2人の男性:レントン、スパッド。背後からは警官が追って来ます。
レントンは逃げながら、人生で何を選ぶかについて考えていました。
彼は豊かな人生など望まず、ヘロインがあれば良いと思っています。人はヘロインを死だ破滅だといいますが、彼はヘロインは快楽だと思いハマっています。
でも、彼もヘロインを止めようとしたことは何度もありました。
ヘロイン中毒の主人公とその仲間たちがどのような生活で、どのように考えているのかが分かり、とても興味深い映画です。
テンポが良くて、クールなのに、むちゃくちゃ笑えるストーリーで、観ている者をぐいぐい引き込む映画です。
この映画には、イギリスの青春が全て詰まっているのかも…?と思ってしまいます。
ヘロイン中毒の人なんて、自分から考えるととても遠い存在なので、破茶滅茶な生活を理解出来るとは思っていませんでしたが、この映画では主人公の考え方が分かり、それを支持は出来ないけれども、ドラッグ中毒だからといって安易に批判は出来ないと思いました。
ドラッグ中毒は、抜けようと思っても難しいもの。それは、恐ろしい経験をしたとしても…
「健全な選択として、ヘロインを始めた。」
…赤ちゃんのシーンが胸に痛すぎて、もうきっと2回目を観ることは出来ないでしょう。