つぐみ

アメリカン・ビューティーのつぐみのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
4.5
アカデミー賞関連で久々に鑑賞。前にサム・メンデスを「いまいち作家性が掴めない人」と評したけど、久しぶりに見たら完全に狂った映画だった。「スカイフォール」とか撮ってシュッとした気でいるかもしんないけど、ただの狂人じゃん、てか狂人しかいない映画じゃん。こんなのに比べたら「僕ってヤバいでしょウフフ」ってしてるアリ・アスター(まだ擦る)なんて平凡の凡よ!!
初見の時も「こんなのがアカデミー賞取るんだからアメリカ人ってよくわからないワ」と思ってたけど、謎が深まる一方。


ケビン・スペイシーについて今語るのは完全にタブーになってしまったけど、やっぱめちゃくちゃうまいよ、めっちゃくちゃキモいもん笑 未成年に欲情すんのやめろやと女児の母としてはダメ絶対ですが、あまりにも演技がうまくてguilty pleasure感じてしまいますね。
アネット・ベニング妻も完全に狂ってる、昔から綺麗な人だなあと思ってたけど、近年のフリーキーな役柄はここからもう始まっていたのかもしれないね。あのルックスやアウトフィットってファーストレディ期のヒラリーオマージュなのか?時期的に。

ミーナ・スヴァーリのアメリカンスイートハートな美少女度もすごいし、この時はゾーラ・バーチのってたんだなあと思い出した。

メンデス、ビートルズそれぞれの伝記映画だかドラマを作るらしいけど、狂人視点で作ってほしい。もう狂人としてしか見られない!!
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