監督
佐藤祐市
出演者
玉山鉄二
水川あさみ
篠田光亮
小林且弥
豊永利行
朝倉えりか
森迫永依
宮田早苗
小日向文世
“絶対恐怖”ホラー映画シリーズ第1弾!
若手クリエイターと若手俳優のコラボレーションによる映画企画。
ミツル(玉山鉄二)とマキ(水川あさみ)は小学2年生の篠原愛(中澤花恋)を誘拐。マキは両親に携帯電話で身代金五千万請求するも“愛は1年前に亡くなった”と告げられ電話を切られる…急いで保健室に寝かせてあった篠原愛の元に行くも姿は消え2人は廃校の小学校を探しまくるが…
ホラー企画作品ではあるが恐い要素は無い…
どちらかと言うとサスペンスとファンタジーの要素が強いので篠原愛の失踪事件の謎が全編を占める…
構成には、
ミツル、マキ
↓
↓ ←青柳たづ子
↓ 娘の母親と父親
↓
↓ ←少年時代のミツル
↓
↓ ←ヤスダ、シマ、ユウキ
↓ ↑
↓ 女子高生
↓
篠原愛を捜す
❶メインの廃校の小学校で誘拐し姿を消した篠原愛を探しまくるミツルとマキのパート…
❷霊視鑑定相談所の霊媒師・青柳たづ子(森康子)に母親(宮田早苗)と父親(小日向文世)が娘の行方を相談しに来てのヒントと真相に迫るパート…
❸ミツルの小学生の頃の記憶の断片のフラッシュバックによる回想パート…
❹ミツルの仲間のヤスダ(篠田光亮)、シマ(豊永利行)、ユウキ(小林且弥)が廃校の小学校に現れ昔起こした犯罪の贖罪パート…
4つのパートがメインパートに入り組んで二転三転と話しの流れが変わり衝撃のラストに繋がる間延びせず飽きもこない展開が惹きつける上手さ!
⚠ジャンルを見誤らなければ脚本も構成も良く出来がいいので楽しめますが、キャスティングに難があったかなぁ…
玉山鉄二と水川あさみが札付きのワル(チンピラ)を演じているのだがイマイチイメージが合わない…
玉山鉄二は正義感イメージが強すぎる…
水川あさみは甲高い声なのでコメディ向き…
この作品の内容なら違う演者を使った方が商業的にも良かったのではないだろうか…
実に勿体ない…
余談ですが、
冒頭のミツル、マキが乗る車のラジオから、勝又真吾(佐藤隆太)の“東京ラブ・コレクション”が流れてくるが、これは“絶対恐怖”ホラー映画シリーズ第2弾のラジオ番組との連作となってます。
①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確