こぅ

GO!GO!L.A.のこぅのレビュー・感想・評価

GO!GO!L.A.(1998年製作の映画)
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㊗︎Blu-ray廉価版発売記念レヴュー②/?

「彼女が去ったのは悲劇
でもそれがどうした
彼女が戻らなくなって お前は生きてんだぜ」

久々の再(Blu-rayでは初)鑑賞。

当時、乗っていたV・ギャロとジュリデ目当てだったのが、本作は兎に角、ヴィネッサ!ヴィテッサの魅力にやられたのだ!!


原作は、脚本にも参加したリチャード・レイナーの自伝小説で、フィンランドの異才、アキの兄、ミカ・カウリスマキ監督による、
オフビートな【ラヴ・コメ】。


イギリスの片田舎で葬儀屋を営む22歳の青年リチャード(デイヴィッド・テナント)は、稼業を継ぎながらも脚本家を目指していた。
そんな中、アメリカ人のウェイトレス、バーバラ(ヴィネッサ・ショウ)と出会う。
女優を夢見る彼女に、リチャードは恋に落ちる。
やがて彼女を追いかけ、ロサンゼルスへとやってきたが…。 


⚠️キャスティングに於けるネタバレ注意報発令⚠️










スコットランドに偶々立ち寄ったバーバラに声をかけて、町を案内しながら彼女に惚れてしまったリチャードだが、帰してから住所を聞き忘れた事に気づいた。
そんな時、
部屋に貼ってある◯ッド・マンのモノクロポスターの動く JD がヒントを出してくれた。
彼は時々アクセントとして現れ、助けてくれる。

LAのレストラン、
ジュリー(ジュリー・デルピー)の案内で、ヤマシロで働いているバーバラと再会。
意気投合するが、、
バーバラの恋人⁈ライバル⁈才能ある若き映画監督、パターソンが登場する。
リチャードはショックとヤキモチを、、
この ヤキモチ が本作のテーマで、クラシックの作品から 普遍的なラヴストのテーマ と言えよう。

停めといた車の向かいのモス(ヴィンセント・ギャロ)と知り合いになる。
ギャロはギタリストで、
ステージには、アキ繋がりで、あのとんがりバンドが登場!!ギャロ✖️◯ニン◯ラード!!
コレはファンには貴重かな⁈
モスとジュリーは意気投合する。

リチャードは、
バーバラと結婚するも、パターソンが常にライバルとして立ちはだかる!
彼から役を貰うにはカラダで、、という選択も強いられる。

本作は、バーバラが女優の卵という事で映画関係の著名人の実名が会話に飛び交う。
S・スピルバーグ、J・ウエイン、T・クルーズ&N・キッドマン、Q・タランティーノ、、
少しタラちゃんぽい脚本/アイデアを拝借。
映画デートは、クロード監督の名作、【男と◯】。
悪夢でのヒッチ監督の◯◯◯オマージュの演出が良き。

ギャロは佇まい/喋り方から アクの強いアク ター なので、主役より控えめキャラ設定の配慮がある(目立った事はしない)。

パターソンと張り合って泥酔バカやったり、
自信がない為にバーバラを傷つけ、、
2人の幸せな結婚生活は長続きしなかった、、
どん底⤵︎⤵︎

終盤には、
リ◯ル/◯人役として彼が登場!!


王道ラヴスト/コメって、テーマが普遍的で、古びない。
田舎者と都会者の差をシニカルに描き出しつつ、シリアスさもしっかりと持たせて締め括る。
変に盛り上がらせない=白けさせないラストも良き。

JDは、
小役でも流石の存在感/美味しいポジションで、ファンは要チェック!!


ビンタレベル★★★☆☆
こぅ

こぅ