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ジャンヌ・ダークのhideharuのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダーク(1948年製作の映画)
3.0
2019.11.3 DVDで鑑賞。
初見はイングリッドバーグマンが亡くなった時の追悼放映で。
昔は有名な俳優さんが亡くなると急遽、テレビの各洋画劇場は追悼放映で番組を切り替えていたなぁ。

多分、その時に見たのはテレビ用にカットされたものだったと思います。そして今回は格安DVDながら20世紀の終わりに発見されたと言われる全長版での収録のようです。

ジャンヌが神の啓示を受けオルレアンに旅立ち、戦の惨状を目の当たりにして戦争の悲惨さを実感し、そしてイギリスに支配されているブルターニュへ自ら赴き捕虜となる。それぞれの過程がとても丁寧に描かれていました。なんせ約2時間半の長さがあるので。

15〜6の少女をバーグマンが演じるのはチョッと辛いかな。頑張っているけど。でも彼女って意外に体格が良いので強そうではある。

フランスで初の女性の聖人となったジャンヌダークの数奇な運命は何度も映画化されていますが実は自分はこれしか見たことがない。「ジャンヌダーク裁判」やソフトになっていないけどジーンセバーグがジャンヌダークを演じている映画も見比べてみたい。
この頃のハリウッドではよくある事ですが本作は舞台の映画化のようですね。

そう言えば序盤に短いシーンではありますがジルドレがジャンヌの親衛隊として紹介されるシーンがあります。
ジルドレの後の運命もジャンヌの火刑が影響しているのでしょうね。
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