喜連川風連

パーマネント野ばらの喜連川風連のレビュー・感想・評価

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)
-
ノバラの花言葉は素朴な可愛らしさ。まさに菅野美穂のためにあるような言葉だ。

パーマネントに「髪のパーマ」と「永遠」という意味が乗っかっている。田舎の人々が繰り返す永遠のような日常が淡々と映される。

パーマという髪型自体、カールされ円を描いている。おばさんたちの髪型は子供の頃から変わらない。

老いも若きも女たちは色恋話にふけ、ぐるぐる回り、そこにはだらっとした閉塞感がある。

そんなぐるぐるに囚われたままの母親を娘が救いに行く話。

娘たちのジトッとした大人を見る目が頭に残る。
喜連川風連

喜連川風連