喜連川風連

ターミネーター2の喜連川風連のレビュー・感想・評価

ターミネーター2(1991年製作の映画)
4.5
ターミネーター(terminator)
1 終結させるもの
2 コンピューターの周辺機器を 数珠 じゅず つなぎにするときに、電気的な整合のため終端につける器具

戦いを終結させる為に過去に送り込まれる終結者(ターミネーター)

機械の終端部という意味を最大化すると1で残された腕がターミネーターだろうし、2で腕がちぎられる=ターミネーターで無くなるという意味でも捉えられる。

不良中年(人間派)vs警察官(機械派)
最新のt-1000とt-800で対になっている。

「機械と予定調和と運命」か「人間と可能性(成長)と非運命」という点でも対構造が見出せる。

当時としては画期的なCGによる視覚効果を併用し、莫大な予算を投じて作られた。

ニョロニョロの液体人間は当時全く見たことのない映像表現だったのではないだろうか。

世紀末まであと8年の時代の空気感。
世界が滅亡するという言説に説得力のあった時代。

逃走中、マトリックスのスミスの元ネタとなるようなターミネーター走り。「激突!」のようなカーチェイス劇。

エンディングのカンズ・アンド・ローゼスも最高にクール。

「やつは消えたのか?」
「Terminated」
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