喜連川風連

日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウの喜連川風連のレビュー・感想・評価

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君の名は。のジュブナイル成分とシンゴジラの災厄性にネトフリのポリコレフレイバーと日本ドラマのダメ脚本を混ぜて出来た珍作だった。

湯浅監督作品常連のアニメーターである伊東伸高さんや大平晋也さんらが参加せず、話数によっては外国の方が作画監督をやられている。

この絵がとにかく動いておらず、パースがぐちゃぐちゃで説明的なカットが多く、湯浅さんの良さを全殺し。(良くも悪くも米製アニメ風)

人の死の描き方がとにかく軽くホイホイ道具のように死んでいく。

1話経ったら、重要だったはずの人物が死んだことはほとんど忘れられ、主人公が主張した!と思ったら、大好きな先輩に優しくされるとすぐその想いを忘れて、顔が火照る。

母親と父親も、優しい母と強い父といったテンプレめいたもので、息子のハーフ・ゲーマーの要素は、どこか「今風」の内容を無理やり入れ込もうとした感があり、興醒めだった。

マインドゲームのような湯浅さんの独自脚本で実写×アニメーション演出で見たかったと強く思った珍作でした。

アニメ業界、本当に人手不足かつ作品過多なことを実感。。
喜連川風連

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