LalaーMukuーMerry

三匹荒野を行くのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

三匹荒野を行く(1963年製作の映画)
4.4
昔見て(少なくとも10年以上前)印象に残っている私の中の名作をもう一度シリーズ その5
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二匹の犬と一匹の猫(ラブラドール犬のルーア、ブルテリアのボジャー、シャム猫のテーオ)、仲良しの三匹が、300kmものカナダの山の中を旅して飼い主の家に帰るという冒険の物語。完全に三匹が主人公で、人間はおまけ。
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ナレーション通りに動く犬と猫の演技がとても素晴らしい。旅の途中で出会う人間との心温まる交流、危険な野生動物たちとの遭遇、互いを思いやる三匹の仲良しぶり・・・、言葉を話せなくても動きで気持ちは伝わる。三匹がメチャクチャかわいくて癒される。小型カメラさえなかった時代に一体どうやって撮影したのだろう(特に猫のテーオの演技)? ストーリーもよくできていて、ラストは感激する(年取ると、こんな作品でも涙が・・・)。 さすがディズニー。
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初めて見たのは、結婚して間もなくのまだ子供のいなかった頃、1963年の作品だから、当時既に昔の作品だったのだけど、夫婦そろって犬、猫好きだったから、一緒に見てとても満足した。そしてこんな仲の良い犬と猫を一緒に飼いたいと思ったものだ。 子供がまだ小さい時に家族で一緒に何度も見た懐かしい思い出の作品。犬猫が主人公の実写作品としては、この作品に勝るものはないと今でも感じている。
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小さい子供たちにもしっかり伝わるようにゆっくり丁寧に語る久米明(久米宏の”お父さん”)のナレーションが雰囲気があってとてもいいので、必ず日本語吹き替えで見ることをお勧めします。