このレビューはネタバレを含みます
ノスタルジア観たときは全然わかんなくてこりゃ困ったと思ったけど、この映画では、“ゾーン”とは何か、という謎が引っ張ってくれるから観やすかった。光のうつろいやスライドするカメラワークも美しかった。
信じる者は救われる、はずなのに誰も信じようとしない。科学と真理を崇拝する物理学者は“部屋”の破壊を目論み、文化と虚構を創作する作家は“部屋”を前にしても信じきれない。唯一信じる者であるはずのストーカーは、救済の対象にはなれない…。
ストーカー以外の人物が時々カメラ目線なのが気になった(しかも作家とストーカーの妻はカメラに向かって語る)。
「苦しみのない人生なんてむなしいものよ。苦しみがなければ幸せもない。希望も…。」というストーカーの妻の台詞が印象的。
タルコフスキー全部観たいし、この映画もまた観る😤