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悪魔を憐れむ歌のcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)
3.0
殺意が宿主を変えて転移する。この止めようのなさ、とても人知の及ぶところじゃない。
もちろんこんなこと法律で解決できるようなもんでもない。刑事とゆう立場ですら無力。
そんなものに一個人で対峙しなきゃいけない圧倒的な壁感、主人公の置かれた絶望的な立場がすごく映画的。ムリゲーだろ感。
悪魔とゆう元凶に対して、物理的な詰め寄り方しない頑固な物語。これは宗教的なアプローチじゃなきゃどーにもならないんじゃないか、と思うんだけど。デンゼル1人でガンバルけどツンデル。
悪魔の姿こそ出ないけれど、悪魔の本来の在り方ってこうゆうことかも知んないなと思わされる。人の中に潜んでいて、伝染して、消えず、いつの時代にもいる。
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