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未来警察のslowのレビュー・感想・評価

未来警察(1985年製作の映画)
3.4
″超″リアルすぎる近未来‼︎
ーーーーーーーーーー
″未来のロボはカッコいい″?
それは映画が作った幻想ダ!

…と言わんばかりに
工場で見かける
作業用の機械や掃除機、
芝刈り機など
一般的に使われる機械を
″未来のマシン″に見立て
身近な未来を表現しており
それらが暴走した時の
″厄介さ″を描いてる。

監督は「ジュラシックパーク」
の作者で「ウエストワールド」
の原案&監督でもある
マイケル・クライトンなので
未来技術が暴走するネタが
よっぽど好きなのがわかる。

作中にドローンそっくりの
偵察ロボが犯罪捜査に
使われてたり!
小型の家事ロボットも
今でいうルンバのよう。
彼の描いた″未来″は
あながち当たっている!

とても面白いのが、
襲いかかる暴走ロボが
″人型″じゃなく
殺人するとは思えない
″普通の作業用の機械″で
ルンバが人を殺すような
奇妙な光景が見られる。

キャラも面白くて
ロボ処理班のオッサンは
見た目渋いのに
高所恐怖症で
毎度駆け付ける現場が
″高い所″になるのが面白いw

相棒の女性とのじれったい
恋の駆け引きもいいが
面白いのは人よりもやはり
犯人の扱う″ハイテク武器″!

ミサイル銃や、
クモ型暗殺ロボもあるが
私のイチオシは
ミニ四駆型殺人ロボ‼︎★
犯人が車の床下を開けて
解き放つ殺人兵器で
ターゲットの車体の裏で
爆発するのだが
交わしても交わしても
次々と放たれるシーンが
一番面白かった☆

他にも″自動運転″ならぬ
マネキンの運転ロボとか笑
一つもカッコいいロボは
出てこないけど、
迷惑程度のロボから、
恐ろしいロボまで
おっさんの散々な日常が
コメディにもシリアスにも
七変化するため全編通して
安定した娯楽映画だった☆

ひと昔前なら定期的に
日曜洋画劇場でやってそうな
レベルで普通に面白いので
80年代の娯楽映画のノリが
好きな方におすすめッ♪
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