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ジェイコブス・ラダーのRのレビュー・感想・評価

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)
4.6
こいつははげしいぞ、すごい映画だった! はじめから終わりまでものすごい展開。ネタバレなしで書くのはかなり難しいけど、なしで書きましょう。冒頭は、ははーん、この主人公がちょっとずつ頭がおかしくなっていって、妄想を見るようになって、現実との区別がつかなくなっていくパターンの話なんやな、と思ってた。前半1時間くらいは、怖すぎ!ってとこまではいかぬ不安と恐怖とスリルの演出が心地よいテンポで進んでいって、こりゃなかなか面白いぞ!と思ってたら、1時間経ったぐらいから、え‼︎‼︎‼︎え‼︎‼︎‼︎え‼︎‼︎‼︎ の連続! 主人公が存在している現実の恐ろしいほどのもろさで、グイグイ引っ張っていく吸引力がすばらしい! 悪夢を見ている感覚が体全体に及んで、クラクラするほど目まぐるしい展開なのに、中盤からは異様にスローでもあって、見てるこっちの調子が狂ってくる。で、悪夢は急速に地獄に変わり、わけわからんやばすぎる状態にはまり込んだあと、まさかの輝かしい光…からの!鳥肌モノの悲しいエンディングに……息がつまった。確かに反則ワザとも思えるけど、でも涙があふれるほど悲しかった。最後になったけど、本作の最も大きな魅力は主演のティムロビンス。魅力的過ぎて何度も死にかけた! 何なんこの人のこの愛らしさ。様々なシーンのいろんな表情にたまらなくキュンキュン来たわ! ボディはビミョーやけどやたら脱ぎまくってた笑 あ、あと音楽がめちゃめちゃいいし、映像の演出がショッキングでめちゃくちゃ好み! こりゃ何度も見たくなる系っすね!
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