実は初・岩井俊二監督。 この45分の短編でファンになりました。みずみずしく切なく宝物のような作品。大人に近づいた少女とその少女に振り回される少年もまた少女の中の女に触れ大人に近づいていく。夏の終わりの永遠に終わらない一日。奥菜恵が少女時代を脱皮していく不安と決意を演じていて、永久保存版です。
この感性に鳥肌立ちました。
この海近くの町は子供の頃、一夏、知人の家に預けられ過ごしたところ。地元の子供や親戚の子たちと、海や野で遊んで花火も観たはず。全く変わっているのに光が懐かしくて、劇中の路線バスを見たらそうでした。
子供の頃の夏の思い出は一生の思い出。