YAZ

続・飢える魂のYAZのレビュー・感想・評価

続・飢える魂(1956年製作の映画)
3.4
愛欲メロドラマ続編観る

年長で超封建的な夫に耐える
令子と夫亡くし子育てと仕事の
両立で生きて来たまゆみ
二人に新しい恋が生まれるかも
しれないまでからの続編

前編は耐える女のようでしたが
後編は一つ壁を破り突き抜けた感
在ります

令子は夫へのささやかな抵抗を見せて
表情も前編とは明らかに違います。
恋の結末は相手三橋達也の自業自得で
ハッピーでもないですが、これから
どうなるのかという含みは残してる。
夫の言いなりではないだろうなと

二人共に内なる自分を他者からの刺激
で再確認し男の存在関わらず生きてゆく
覚悟を決めたような感じです
女性としての自立と言ってしまえばそう
いうことなのかな。
そもそも令子は三橋達也でなくてもいい
ような所は有ったので

確信的破壊者のような渡辺美佐子
オバサンのイメージしかないけど本作
以外でも若い頃の美佐子さんの堕ちた
女ぶりはなかなか強烈です

前編は二人の共通な友人が子宮筋腫の
手術終えた所から始まる
友人は絵に描いたような幸福で平凡な
生活の奥様、でもある意味では女性では
なくなってる
これは何を示唆してるのかなと思う
YAZ

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