観てよかった。
ロシア、ウクライナ、ナチス、ユダヤ、チェルノブイリなど。これらのキーワードが並ぶのに、こんなテイスト＆アプローチの映画は初めて。
それゆえ好き嫌いはあるかもしれないし、立場によって捉え方も違うと思う。でも、そんな自分の嗜好や感覚は固定観念かもしれないと疑ってみたら、新鮮に感動することができた。歴史の繋がりがまた違った角度から見え、視野が広がった。
自分のルーツや戦争など。ペンダントや石ころなど。人間と犬と昆虫など。焦点や粒度が異なる全ての事柄や対象が、知らず知らずのうちに一つのテーマに結びつき、映画でしか味わえない体験をすることができた。
※私はロード・オブ・ザ・リング は観ていないので、勝手ながらイライジャ・ウッド＝シン・シティの殺人鬼ケヴィン。本作は全く違うキャラクターながら、どこかそのイメージを彷彿とさせるのが楽しい（調べたら同年作だった！）。
ウクライナ出身のユージン・ハッツがとても良い。
メモ：ロシアの言語文化
