ヒースレジャーの怪演。
今や映画史に残る傑作、ダークナイト。
バットマンがかわいそうなくらいに、今作の魅力はヒースレジャー演じるジョーカーがすべて掻っ攫っていったようである。
ジョーカーを吊し上げたいバットマン
バットマンに殺されたいジョーカー
ジョーカーにとって、それは単なる遊びでしかなく、ある種このゲームは初めからバットマンが負けるように出来ている。
その時、ダークナイトとして生きる意味が見出される……。
DCコミックがどこかお堅く感じられるようになってしまったのは、本作の影響かな?と思ったりするが、こういう哲学的な作品は、観終わったあとに誰かと話すのも含めて面白いから好き。