カミワザ

ドランク・モンキー/酔拳のカミワザのレビュー・感想・評価

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)
4.1
メディア所有していますが、Netflixで久しぶりに鑑賞。

この頃のジャッキー映画、当時小学生の私は物凄く影響され、毎日のように放課後は誰かと戦っていました(笑)
同じころ『北斗の拳』も流行っていたのもあり、北斗の拳劇場版の同時上映『ジャッキー・チェンの醒拳』を観たのが彼の作品に深くハマったきっかけ。

当時の功夫の充てられた「ボン・ボン」「ガッ・ガッ」「バババッ」といったオーバーな効果音が何だか懐かしい。
でもこの音が無いと功夫じゃないんですよね。みんなも子供の頃、この効果音も口で発しながら戦っていませんでしたか?

といった私の思い入れの作品ですが、改めて観るとジャッキーの功夫・体技の一つ一つが凄いんです。
その動きはとても真似できないトリッキーかつ舞っているかのような華麗なもの。
そんな技の数々をこれでもかとみせてくれる。かたや、くるみ割りの強烈さといった、技の痛みもちゃんと伝わる。

そして師匠 赤鼻のソウとの独特な特訓シーンも面白い。
水瓶への水運び「左の瓶から前の瓶~」なんか学校の机並べて真似ていたなぁ。
しかも、修業が嫌なフェイフォンは、師匠を水瓶に沈めるって(笑)
バトル物でありながら、戦いも終始コミカルに描いているから、もうずっと面白い。

そんな今作を観て、彼は世界に誇れる究極のエンターティナーだと再認識したよ。
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