特濃ミルク

彼女について私が知っている二、三の事柄の特濃ミルクのレビュー・感想・評価

3.9
 とある娼婦の生活にドキュメンタリータッチで密着し、それと同時に消費社会やベトナム戦争への批判を多分に含ませるという、ゴダールのエッセイ風映画。やっぱり色彩感覚と演出のユニークさが飛び抜けてんなぁという印象。あと何よりタイトルがいい。
 ストーリーは無いようなもんだけど、登場人物を介して語られるゴダール言葉の端々から芸術鑑賞のヒントをもらったような、もらってないような。まあとにかくかっこいいからいいのだ。
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