MoonRiver

孤独な場所でのMoonRiverのレビュー・感想・評価

孤独な場所で(1950年製作の映画)
3.8
落ち目になりかけの脚本家ボギーに殺人容疑がかかるが、隣に住むローレル(G•グレアム)によって何とか助かる。
いい仲になる2人だが、まだ疑惑を持った警察は2人をつけ回す。
そのうちボギーの違う一面を発見したローレルも疑念を抱き始め…

フィルム•ノワールですが、G•グレアムがファム•ファタールというわけではありません。

それよりボギーのサイコパス的な演技が印象に残ります。
ボギー=カサブランカのリックのイメージがある人も多いかと思いますが、この映画や"ケイン号の叛乱"で見せた精神異常のような役がめちゃ似合うというか上手い人やと思います。

最初からそんな雰囲気漂わせてますが、中盤からクライマックスにかけてボギーヤバい奴やん😦て思いながら見てました。

G•グレアムは昔から知ってる女優さんですが、いつも眠たそうな表情に見えるのが気になって、特に目が何と表現してええかわからん独特な雰囲気のある人。
"素晴らしき哉、人生!(1946)"でジミー•スチュアートのこと好きな人役?で出てたのを覚えてます。

ボギーの知り合いの刑事の奥さん役のジェフ•ドネルという女優さんが優しそうないかにも50年代の女優さんて感じで可愛らしかった😁

残酷描写とか無くてもじわじわ恐怖を感じられるし、1時間30分ぐらいでラストシーンも纏まったええ映画やったと思います。
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